毎年の様に、これまで春節休業で溜まっていた中国工場からの金額回答が押し寄せてくるこの時期です。お客様への見積書提出は多いものの、完成品の仕上がりも国内製作の紙製品ポリ袋不織布の既製品がほとんどで、このblog的にはネタになる様な製品が少ない時期なのですが、今回はそんな中から面白そうな製品を数点ピックアップします。

まずはタイトルにもなった自動車学校様のご発注による不織布角底手提げ袋。インステッチの角底形状で、一見それほど特徴のある手提げ袋には見えませんが、重い教本を入れるための持ち手基部の強化や口部分のファスナー、またカードを入れるための透明内ポケットなど、細かい所に気を配った『良い』手提げ袋だと思いませんか?

不織布角底手提げ袋
口のファスナーと持ち手基部のX縫い
内側に透明ポケット

ところで話はそれますが、今月はなぜか自動車学校様からのお問い合わせが特に多く、おかげさまで複数の自動車学校様に新しいお客様になって頂いただけでなく、現在もいくつもの商談が進行中。皆様ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。
ともあれこちらは先日中国工場から上がってきたばかりの『確認サンプル』で、お客様に見ていただき、OKを頂いてからの本生産となるプロトタイプ。いくつかの修正箇所とともに現在絶賛製作中のフルオーダーメイド不織布バッグです。

ちなみに弊社で中国製作の不織布バッグ等をお作りいただく場合、ご発注・データ入稿から3週間ほどで、この様な『確認サンプル』をお送りさせて頂きます。お考えの仕様と工場が考えている事が合致しているかを確認いただくためのサンプルで、こちらは料金内に入っていますので、別料金が発生してしまうご発注前のサンプル製作より断然お得です。これからご発注をお考えの皆様も、ぜひこの『確認サンプル』のご活用をご検討ください(確認サンプル段階の修正については、修正内容にもよりますが、追加料金が発生することもあります)。

さて、続いては以前にも少し紹介したコットンのサコッシュ。こちらはまず、弊社で色々と幅広く製作させて頂いている不織布ワイングラスホルダーを、薄手のコットン生地で作りたいとのご発注から始まったもので、代を重ねるにつれ、グラスを入れるための底マチ付きポケットからはマチが無くなり、コットンも最初のコットンシーチングから、そこそこの厚みの7oz生地へと変わった結果、すでにグラスホルダーではなく、立派なサコッシュへと変身を遂げました。沖縄のビーチリゾートのカフェで使われているこのサコッシュ、次の沖縄旅行の際にはぜひ訪問して使ってみたいものです。

サコッシュにジョブチェンジ

今回ご紹介の二つの製品は、片方は基本的な形状にオプションパーツの様に部品を付け足すことで、お客様の目的に合わせた製品にカスタマイズされたもの。もう片方は使っていく上での要求から、当初とは違う目的のための仕様に変化していったもの。どちらも興味深い製品といえるのではないでしょうか。

弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所では、上記の様なお客様のご希望に合わせたフルオーダーでの各種製品を色々と製作させて頂いております。手提げ紙袋ポリ手提げコットンバッグ不織布バッグなどのバッグ類だけでなく、不織布の巾着袋紙の封筒、チャック付きポリ袋や、紙製やポリ製の宅配袋などについても、お客様のご希望に最大限合わせた仕様で製作致しますので、お気軽にお見積もりのご依頼やお問い合わせをお願い致します。

おまけ
この冬は特に寒かったこともあり、我ながら驚くほどカメラを使わなかったので、おまけ画像もネタ切れ気味。この週末こそ梅見に行ってきましょうかねぇ。

螺旋階段