中国の春節(旧正月)休業真っ只中のこの時期、中国工場は製作や輸送はもちろん、価格回答も止まってしまいます。そのため、弊社では提携の中国工場で製作する、フルオーダーメイドの不織布バッグや不織布巾着、不織布グラスホルダーなどの不織布製品や、ポリ600Dやタイベックなどを使った製品についても、お見積もり・お問い合わせへの対応が遅れてしまいます。イベントの日程などの理由で急ぎで製作を進めたい方や、顧客都合で早急に価格を知りたいお客様については、既製品の不織布バッグや不織布ワイングラスホルダー・お猪口ホルダー、不織布巾着などで対応させていただく事になります。
もちろん基本的に国内で製作する、ポリ袋や手提げ紙袋についてはこの時期でも通常の納期となりますので、お問い合わせやお見積もりのご依頼についても特に問題はございません。お気軽に弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所までご連絡下さい。
さて今回のお題になった製品はこちらの宅配ポリ袋。生地が真っ白ではなく薄い赤みがかった少し『トキ色』っぽい生地色の製品です。
こちらの特徴はといえば、反対側を見れば一目瞭然。袋の内側は生地色が赤になっています。しかも白い生地のポリ袋の中に赤い色のポリ袋を入れている訳ではなく、一枚の生地の表面と内側で色が違った生地を使用しています。
これはポリ袋の原反となるチューブを作る際(ポリ袋の作り方についてはこちらをご覧ください)に、色の違った生地を作ると同時に張り合わせて製作されたもの。このように原反を作る事で、表裏で色の違う生地を製作することができます。
ここでタイトルの『ユキノシタ』の意味がわかった方もいらっしゃると思います。『雪の下』とは和服などの生地色の組み合わせの名前の一つで、白の下に赤い色を重ねた場合の名前(赤の色味によっては『梅』や『桜』に変わります)で、雪の下の花の色を表したもの。この時期にちょうど良い色の組み合わせではないでしょうか。
同様に、春なら黄色に緑を組み合わせて『萌黄』や、夏のピンクに緑を合わせた『菖蒲』、秋には赤の濃淡で『紅葉』、冬は白とベージュを重ねて『氷』など、組み合わせは色々とあり、それぞれに風雅な名前がつけられています。ポリの生地色の制限内でしか再現できない上、濃い色を表側にした場合には印刷色の選択も難しく、さらに一回の生産での数量が多いポリ袋では、季節ごとに袋の生地色を変えるのは難しいかもしれませんが、試してみるのも面白そうですよね。
手提げ紙袋なら印刷で再現できる上、サイズにもよりますが500枚から製作可能なのでハードルはもっと下がりますし、やろうと思えば(生地は二重になってしまいますが)不織布バッグでも製作は可能。会社やお店のイメージや、中に入れるものの種類によっては検討の余地が大いにあるのではないでしょうか。
弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所では、お客様それぞれのご希望に合わせ、いろいろな可能性を考慮しながら最善の製品作りのため、努力させて頂いております。「こんな袋はできないか」や「こんな物を作りたいのですが」にも喜んで対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ・お見積もりのご依頼をお願い致します。
おまけ
明日から2月。そろそろ梅のシーズンです。まだ冷たい空気の中の梅の香りも良いものですが、早く桜のシーズンが来てくれませんかねぇ。