遅まきながら、2023年初の「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所の投稿です。皆さま本年もよろしくお願い致します。
さて、日本ではすでに通常業務に入っている方が大半かとは思いますが、弊社が不織布バッグ等の製造をお願いしている工場がある中国などでは、これからが正月休みの時期になります。
大体の工場では再来週1月22日ごろから来月10日頃までが春節(旧正月)休業となり、その間は製造はもちろん、見積もりなどもほとんど止まってしまいます。
そのため、急ぎの見積もり依頼などが弊社にあったとしても、対応が遅れてしまうことももちろんございます。予めご了承いただければ幸いです。
もちろん国内生産のバッグ類、例えば手提げ紙袋やポリ袋などや、不織布バッグでも既製品の不織布バッグでしたら、旧正月の日程には影響されませんので、お急ぎの方はそちらをご検討下さい。
さて、今回はそんな不織布バッグ等をフルオーダーで作る際のお話。以前「不織布バッグのカスタマイズはいかがですか?」でご紹介した製作に関するTipsで抜けていた、持ち手の種類についてのお話です。
不織布バッグを作る際、一番基本となる持ち手は、いわゆる「共生地」つまり同じ不織布生地を使った持ち手になります。この際、バッグとしての一体感を出したい(またはなるべく安価に製作したい)場合には本体と同じ生地色で、または(ほんの少し単価が上がっても良いなら)、本体の生地色ではなく印刷色を合わせるという方法もあります。もちろん、本体と持ち手の生地色と印刷色がそれぞれ違うのもアリです。
さらにちょっとしたアレンジで、持ち手を外付けにしたり、さらにそこに物を下げるためのD環を付けるといったカスタマイズも面白いかもしれません。
または、こちらも以前の記事「時代は「小判穴持ち手」?」でご紹介したように、マチ幅などに制限が出ることもありますが、「小判穴(小判抜き)」の持ち手も単価を下げながら個性的な持ち手になります。
凝ったものとしては、本体にハトメで穴を開け、そこに手提げ紙袋のように紐を通すといった方法もありますし、
強度を求めたいという際には持ち手を〝不織〟ではなく〝織った〟生地である「PPベルト」に変更したり、さらにそのベルトを袋の底まで延長する「一本通し」にすることで、重いものを入れても持ち手が破損したりする心配のないバッグが製作できます。
この記事で興味を持たれた方は、他にも手提げ袋やバッグのいろいろな形を紹介する「バッグや袋の基本形状について」や、生地色の自由度についての「不織布バッグやポリ袋などの生地色について」、さらにはそもそもの基本、縫い方についての「バッグ類の縫製方法について」なども面白いかと思います。
お問い合わせや見積もりのご依頼はお気軽に「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所までお願い致します。
ただ、冒頭でお知らせしましたように、この春節休業の時期には回答が遅くなってしまうこともあることは、あらかじめご了承下さい。
おまけ
ホンマ、今年こそは南の島へ遊びに行きたい!
と書いて、貼っている画像は、この秋に大阪は豊中市の博物館で撮ったものだったり。