毎年のことですが、この時期は通常の不織布バッグ系に加え、不織布ワイングラスホルダーやお猪口ホルダー、その他のオリジナルグラスホルダーについてのお問い合わせが非常に増えます。ただ問題は、それらのお問い合わせのうち少なくない割合で、例えば「来月のイベント用にオリジナルのグラスホルダーを使いたい」といった内容のものがあること。
申し訳ございません。弊社フルオーダー不織布製品はこのblogでも何度も記載させて頂きました通り、基本的に提携中国工場での製作となり、納期に2〜2.5ヶ月を必要とします。さらにこの文章を書いている時点では、上海をはじめとする中国各地でゼロコロナ政策のもとロックダウンが行われておりますので、いくつかの工場では生産再開がいつになるかも見えない状態となっております。
弊社では短納期を希望されるお客様に向け、既製品に国内印刷所で名入れする業務も行っておりますので、不織布バッグ類やワイングラスホルダー、お猪口ホルダーについては、既製品で対応可能なものについてはそちらで対応させて頂きます。
ただ、不織布バッグ類については形状や生地色にもいくつかのバリエーションがございますが、ワイングラスホルダーについては基本のサイズ(縦240x横170x底マチ80mm)で生地色が白色とエンジ色のみ、お猪口ホルダーも紺色の1サイズ(縦90x横100x底マチ50mm)しかございません。
それでも良いというお客様には既製品のワイングラスホルダーやお猪口ホルダーを最小ロット250枚〜、正面一色印刷有りならワイングラスホルダー単価200円、お猪口ホルダーは同150円で、印刷も不要ということでしたらワイングラスホルダーは単価150円、お猪口ホルダーは同120円で製作させて頂きます(それぞれ最小ロット時の価格)。
もちろん納期に2〜2.5ヶ月の余裕があり、フルオーダーの最小ロット500枚以上を希望されるお客様には、オリジナルのサイズでカスタマイズも自由自在、それでも既製品より安価で製作可能なフルオーダーでのご発注をお勧め致します。これはワイングラスホルダーやお猪口ホルダーに限らず、不織布バッグ類やその他の素材の製品でも同じ傾向ですが、よほど大量生産して在庫している既製品でなければ、国内在庫に日本国内で印刷するよりも、縫製や印刷を一貫で中国工場で行う方が単価は下がります。
ただ、現在の円安やそれに伴う各種の価格高騰を見ていると、その内価格逆転が起こるような恐れも感じます。輸出産業が潤うので円安も一概に悪いわけではなく、本当に怖いのはスタグフレーションということ位は承知していますが、それでもやっぱり円安と戦争とゼロコロナを恨みたくはなりますね。
ポリ袋や手提げ紙袋などの製品は基本的には国内製作ですので、納期などについてもある程度現状維持ができていますが、そちらにもやはり値上げの波はきています。いちサラリーマンとしては、それが賃上げにつながることを祈りつつ、残り少ないゴールデンウイークを楽しもうと思います。と言ってもまだ遊びに出かけるのも気がひけますし、自宅で呑んだくれるぐらいしかできないのですが。
おまけ
自宅近くで最近撮った画像。もちろん色味はいじりましたが、昭和の日本や旧東側諸国のように見えませんか?