以前、このblogの「不織布片ナップはいかがですか？」で不織布製の片ナップ（片リュック）をご紹介しました。
小ロット500枚から製作可能で形状にも自由度が高いとあって、この後多くのお問い合わせをいただき、ありがとうございました。今回は続編ではありませんが、その際には書かなかったポリエステル、つまりポリ袋の素材での片ナップのご紹介です。
以前からショッパー用として主にスポーツ用品店様などから人気のポリ片ナップ。他のポリ製品と同様に、他の素材で製作するよりも単価が安い事もあって好評なのですが、フルオーダーポリ製品の宿命として、どうしても一度に生産する数量が多くなります。
容量も大きく、肩掛けできる事もあって重い物を運ぶのにも便利なポリ片ナップは、もちろんサイズにもよるのですが、最小ロットが5,000〜10,000枚となってしまい、これがネックとなって製作を躊躇する方も少なくはないでしょう。
もちろん、あらかじめ製作しておいた既製品にシルクスクリーン印刷などでオリジナルの名入れを行うことも可能なのですが、紐などで凹凸が多い上に生地が滑りやすいポリ片ナップですので、製作後の印刷はなかなか難しい作業で、ロゴ等を小さく入れるのがせいぜいです。
そこで今回ご紹介するのが、セミオーダーで小ロット対応のポリ片ナップです。こちらは元になる生地をあらかじめ専用に確保しておく事で、他のポリ製品と同様の工程にも関わらず、ポリ製品としては珍しく1,000枚単位での製作を可能としました。
原反を専用のものとして取り置いているため、生地の種類や厚さ、サイズなどは固定になってしまいますが、既製品名入れでは難しい両面印刷や複数色の印刷でも、一般的なポリ袋と同様に可能となります。また、一旦このセミオーダーで製作してから同じサイズのまま一般的な大ロットの製作を行う際には、版がそのまま使えるので、ポリ袋製作の初回で大きな割合をしめる版代を無駄にせずにすみます。
さらに準備がほとんどできているので、納期もデータ入稿後約3週間と、原反の準備から始めなければならない通常の製作よりも短くなるのも嬉しいところ。
こんな、ご希望のお客様にとってはまさに「痒い所に手が届く」製品とも言える、セミオーダーポリ片ナップの製作はいかがでしょうか？
見積もりのご依頼やお問い合わせは「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所までお気軽にお願いします。
もちろんフルオーダーのポリ片ナップや不織布の片ナップ、紙袋や不織布バッグ、不織布ワイングラスホルダーなど、他の製品へのお問い合わせもお待ちしております。
■仕様■
〈生地〉
LDPE乳白 0.08mm
〈サイズ〉
縦500x横400x底マチ50+50mm
〈その他〉
絞り紐：アクリル6x6 一本通し
ハトメ：シルバー
〈数量〉
1,000/2,000/3,000/4,000枚
※5,000枚以上は別途お見積もり
※出来高数量のため、完成数量は最大±約10％の多寡を生じます。
おまけ
先日弊社にお越し頂いた珍しいお客様。こんなの珍しくもないと思われた方も多いでしょうが、大阪の街中では（少なくとも私にとっては）何年かぶりの出会いでした。
セミだったらそこら中でうるさく鳴いているのですが、と書いてから、そう言えばここ数日はセミの声を聞いていないような気がすることに気が付きました。
もう秋なんですねぇ。