二週間ほど前の「尾崎〝酒〟工所!? その二」を書くために、弊社で製作した酒関係の袋類を探してみると、お酒の瓶を持ち運ぶ手提げ袋だけに限っても、いろいろな素材の様々な形がある事に気づきました。そこで今回はそんなお酒用の手提げ袋の話。
まずは紙袋。紙製のお酒用手提げ袋は、ポピュラーな素材だけあって、昔から色々と製作させて頂いています。例えば画像の左側は未晒クラフト紙を使ったワインボトルの一本用と二本用、右はグロスPP加工したコート紙の焼酎四合瓶用の手提げ紙袋です。
注意点としては、一般的に酒の瓶は丸いので、一本用の紙袋は袋の横幅とマチの長さが非常に近くなります。ところが紙袋はその構造上マチの長さは横幅よりも短くないといけません(理由については以前の記事こちらやこちらをご覧下さい)ので、なるべく差が小さいように作る必要があります。酒瓶は重いので、マチ広げで持ち手をつけるよりも、下の画像のようにマチ部分にも紐を通す持ち手一本通しをおすすめします。
単価が安く大量生産できるポリ袋も、酒瓶用の手提げ袋としてはポピュラーな部類に入ります。特に画像のようなU-Bag(レジ袋の形状)は、リボンバッグや小判穴持ち手のポリ袋よりも持ち手が頑丈ですので、酒瓶用にも適した種類です。
もちろんお酒についても小売で持ち帰ってもらうための厚さ50μm以下のポリ袋は、いわゆる「レジ袋有料化」の対象になりますから、袋の代金をお客様からいただくか、もしくは無料化対象になるバイオマスポリ袋にする必要があります。
不織布は形状の自由度が高いので、いろいろな形の手提げ袋が作れます。前回ご覧いただいたワイン用の巾着型平袋と角底袋や、
同じく一升瓶用の角底と舟底巾着手提げのように、紙やポリでは作るのが難しい形状が500枚程度の小ロットから比較的安価に製作できるのが不織布生地の特徴です。
他にもこちらも以前このblogで紹介させて頂いたコットン生地の甚吉袋なども製作させて頂いておりますように、弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所では、お客様のご要望に応じた素材や形状で、酒瓶用に限らず様々なバッグ類を製作させていただきます。
もちろんバッグ類だけというわけでもなく、箱や封筒、タグ・提げ札やクリアファイルなどの袋以外の製品についても製作させて頂きますので、メールやフリーダイヤルでお気軽にご希望をご相談下さい。よろしくお願い致します。
ただ、一つご注意願いたいのは、10月は中国では国慶節といって長期の休日がありますので、お見積もりのご依頼にお応えするのにも、また実際の製作についても、普段より少し時間がかかります。製作をお考えの方は、その辺りご留意いただければ幸いです。(と)
おまけ
この十年ほど、秋の連休には南の島に旅行するのが年中行事になっていました。お盆休みほど観光客は居らず、もちろん十分に泳げる気温。台風にさえ当たらなければ何の問題もない毎年のバカンスだったのですが、さすがに今年は訪問を中止しました。来年は気軽にソーキそばが食べに行けるようになっているといいのですが。