さて、このところ執筆の順番が回ってくるたびにコロナ騒動についての話になってしまいます。
弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所では、不織布やタイベックの手提げ袋などを提携の中国工場で作っているのですが、先月末あたりから中国での騒動がようやく落ち着き始め、工場の稼働が通常に近づいたことに胸をなでおろしていたところでした。
そんな時に、今度は不織布原反の製造工場がマスクの製作に集中され始めたせいで、バッグ用不織布生地の在庫量が急激な勢いで減っているとの知らせが複数の工場から届きはじめ、あっという間にあちこちの工場で生地の在庫が払底してしまいました。
広く使用される黒や白の生地はそれでもまだ何とかなるようですが、在庫量は工場によって違うため、生地色を優先すると、価格がベストではない工場での製作となり、割高になってしまうことになります。
まったく次から次から波のようにピンチが押し寄せる毎日で、在宅勤務など夢のよう。対応に追われる日々が続きます。
さて、そんな不織布生地不足は中国の国策でもあり如何ともし難いので、対応の手段を考えてみました。不織布以外の生地では、タイベックは単価が上がりすぎますし、割布(大手家具屋さんの青いショルダーバッグの生地です)は最小ロットが大きすぎます。そこで考えてみたいのが透明PVCのバッグ。不織布よりは少し単価が上がりますが、不織布同様に小ロットから製作可能ですし、生地色のバリエーションもそれなりに豊富です。また不織布と違い透け感があるのも特徴。これからの季節にぴったりの涼しげなバッグが作れます。
さらに単価は上がってしまいますが、透明PVCにはホログラムPVCといわれる特殊生地もあります。こちらはサンプル品にロゴを入れたものですが、いかがでしょうか、あまり見かけない生地では?
ホログラムPVCに限らず、このように中身が透けるバッグは現在じわじわと人気が出ているようで、かつての(ほんの二ヶ月前には、まだインバウンドもあって)人出の多い街角でも、少なくない数を見かけたものです。
もちろん「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所では、不織布バッグや透明PVCバッグに限らず、紙袋やポリ袋、ポリ600Dのバッグやその他の生地でオーダーメイドの手提げ袋を製作しています。さらに手提げ袋以外にも下げ札・タグやクリアフォルダー、ボトル・グラスホルダーや封筒など様々な製品を、お客様のご要望に応じて製作させて頂いております。
この本サイトだけでなく製作事例のページにも、これまで作った色々な製品を掲載しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧下さい。外出を控えなくてはならない昨今ということもあり、暇つぶしにご覧いただくのも大歓迎です。
お問い合わせやお見積もりのご依頼も、ぜひお気軽にどうぞ。
おまけ
先週、会社の帰り道に撮った公園の桜。
来年は桜の木の下で、のんびりと宴会がしたいものです。