さまざまな出来事であっという間に時間が過ぎ、令和最初の年ももうすぐ終わり。来週には早くも新年がやってきます。
弊社「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所も、12/28〜1/3の期間、冬季休業させて頂きます。
例年通り、期間内のお問合せ、お見積り依頼は、サイト内各フォームからお願いいたします。
休み明け1/4より順次対応させていただきますので、休みの間だからと遠慮せず、フルオーダーメイドの不織布バッグやお店独自の紙袋、オリジナルのポリ袋や不織布ワイングラスホルダーやお猪口ホルダーなどなど、お問い合せやお見積りについて、お気軽にご連絡ください。
さて、今年起こった出来事で、弊社にも関わりの大きな事柄の一つに、使い捨てプラスチック製品の廃止傾向の高まりがあります。レジ袋やプラスチックストローの代替物への転換があちこちで話題となり、以前からの「リデュース・リユース・リサイクル」は世論から駆逐されてしまったかのような勢い。来年7月からは、厚さ0.05ミリ以下でバイオマス原料(25%以上)や海洋生分解性プラスチックを使用していないレジ袋は、全小売店での有料化が義務付けされることが、この記事を書いているうちにも決まるようです。
例えレジ袋が日本で破棄されるプラスチック製品の中の、ほんの2%程度の割合しかないのだとしても、燃やすゴミを捨てる際に使えば燃料の節約になる上、有毒なガスは発生しないものがほとんどだとしても、海洋生分解性プラスチックに至っては未だ実用化もされていないとしても、世の中の流れはもはや変わらないのでしょう(少しTVの某弁護士ドラマ2期を思い出します)。
ともあれ、プラスチック製品の使い捨てが環境に良くないことは衆目の一致するところではあり、一般の人々が手軽にできることの一つに、「買い物用のエコバッグを持っておくこと」があります。たとえプラスチック製品だとしても、使い捨てずに何度も使うことで環境保護に寄与するエコバッグ。前置きが長くなりましたが、今回はそんなエコバッグの素材についてのお話です。
現在主に利用されているエコバッグの素材としては、コットンやナイロン布が主流だと思われます。天然素材ですが頑丈に作ればかさばってしまうコットンか、薄くて携帯に便利なナイロン布かの選択。それに加えて、タイベック製のエコバッグというのはいかがでしょうか?
以前にも何度か紹介していますが、タイベックは一見紙のようにも見えますが、レジ袋と同じ高密度ポリエチレンを使った不織布の一種です。織った布ではないので、コットンやナイロンの布と違い、尖ったものを入れてもかぎ裂きができてしまう心配もありません。厚さ0.14〜0.255mmでいくつかのタイプのものがあり、いずれも軽量で丈夫な上、通気性と耐水性・耐薬品性があるので、建材や封筒、防護服などに使われています。
大きさを比べるために弊社既製品お猪口ホルダーを置いてみました。広げた状態でA3用紙が余裕で入るサイズのバッグが、畳むとお猪口ホルダー程度の厚さ/サイズになります。
本来の生地色は白なので生地色を変えるには印刷の必要がありますが、紙と不織布双方の性質を併せ持つので、内張りをしたおしゃれなバッグも作れます。
全国展開している素材を大切にしたお惣菜やサラダの小売店が、アルミの断熱シートを内張りにして、持ち帰り用としてすでに販売もしているようです。
タイベックを使ったオリジナルバッグの製作をお考えなら、「fukuroyasan.jp」尾崎紙工所までお気軽にどうぞ。もちろん、その他の素材についてもご希望通りの製品を作るお手伝いをさせて頂きます。
それでは皆さま、良いお年をお迎え下さい。(と)