新年あけましておめでとうございます。
世界では昨年末から急激に勢いを増している米中貿易戦争や、各国の移民との軋轢による騒動など、予断を許さない情勢が今年も続くようです。一方日本では年末12/30の環太平洋パートナーシップ(TPP)発効や2月の日欧EPA発効、ゴールデンウィークの天皇即位・改元祝賀の10連休(弊社ではもちろん全休は無理ですが…)など、10月の消費税増税前にいろいろと大きなイベントが続く年になりそう。
グラスホルダー担当の(と)にとっては、ヨーロッパやチリワインの輸入関税がなくなること、日本酒や国産ワインの輸出関税も同様に撤廃されることに関心が高く、価格が下がるであろう輸入ワインに負けないように、国内ワイナリーや、もちろん日本酒蔵にも頑張ってもらいたい。そのためにも昨年のような大雨や台風などの大きな自然災害がない一年である事を祈っております。
さて、今回はそんな不織布グラスホルダーをはじめとする海外生産品の話です。
弊社「fukuroysan.jp」尾崎紙工所では、国内生産と中国などの海外生産品の両方を取り扱っており、ポリ袋や紙袋(特にフレキソ紙袋)は国内生産が、不織布バッグなどの縫製品系は現在中国にある提携工場での生産が主となっています。
これは当然価格のメリットによるもので、手作業部分にかかる人件費等のコストが中国の方が安いため。中国から貨物船で日本に運ぶ運賃を加味しても安く製作でき、つまりお客様に安価で提供できるためです。最近は中国でも人件費が高騰してはいますが、それでも国内生産との価格差は厳然とあります。同様に手で貼り合わせる工程が必要な特殊なサイズの紙袋も、大量に作る場合には海外生産の方が安く作れます。逆にもともと機械で大量生産されるポリ袋やフレキソ紙袋は、それほど人件費の部分が大きくありませんので、貨物船による輸送費がかからない分、国内生産の方が価格的に有利になります。
ただ海外生産で問題になるのはその貨物船輸送による時間的な差。貨物船は大量輸送に特化した運搬手段ですから、貨物を集積し、日本まで運ぶのにどうしても時間がかかります。嵐などでさらに到着が遅れることも時にはおこります。
製作開始の時点からそれらを見越したスケジュールで作っている時には、特に問題になることはありません。しかしお客様によっては、発注時からすでに海外生産では間に合わないということも出てきます。
そんなお客様のご要望にお応えするため、尾崎紙工所では、よく使われるサイズの印刷されていない製品をあらかじめ在庫しておき、印刷を国内で行うことで、短納期のお客様にお届けするサービスを行っております。不織布手提げ袋が中心ですが、不織布巾着やワイングラスホルダー、他にも既製品として在庫している製品はいろいろ。
オーダーメイド品と比べてのメリットは、もちろん一番は納期が短いことですが、他にも最小ロットが少量でも良いので、ちょっとしたイベントなどにも使いやすい小回りの良さがあります。逆にデメリットは、すでに製品が出来上がっているので、印刷以外の細かいカスタマイズができないことと、フルオーダーに比べて少々割高になってしまうこと。サイズや持ち手の長さにまでオリジナルにこだわりたい方にはフルオーダーメイドを、あくまで短納期を重視される方には既製品をお薦めします。
その他にもお客様のご希望に応じて、例えば袋の素材変更をお勧めする等、様々な対応がございますので、どんどんお気軽にご要望をお伝えください。
fukuroyasan.jp尾崎紙工所は、あなたのお問い合わせ・お見積もり依頼をお待ちしております! (と)